薪とストーブの費用はどのくらいかを知ろう

冬になると冷えた部屋を暖めるために、暖房器具を使います。古い時代においては木や炭といったものを燃やすことで暖を取っていましたが、20世紀後半からは、安全性や利便性から石油やガス、電気を使ったものが一般的になっています。その一方で2010年代に入ると一戸建てを中心に薪を使ったストーブが見直される傾向にあります。単なる暖を取るだけでなく雰囲気を得るためや、木を燃やすことは再生可能エネルギーですので、CO2の排出を抑えるということで環境負荷を掛けないといったことから使われています。しかし、薪を使ったストーブの費用は思った以上に掛かりますし、また従来の暖房器具とは異なって建物内の設備として設置する必要があるなど、何かとハードルが高いものです。このため導入する場合にはそれぞれの特徴を知っておく必要があります。

実際に導入するのに必要な費用は

導入するのに必要な費用としては、本体のほか煙突などの設備があり、一般的なものでは70万円から130万円程度はトータルで必要です。ただ現実的には本体の価格に大きく左右され、簡易なものでは20万円程度から手に入れることができますし、海外製の高級機ともなると200万円を超えてきます。安価なモデルであっても、やはり煙突などを設置する必要から業者に依頼した場合にはやはり50万円程度の出費は見ておくのが無難です。また煙突と連結させる必要性から従来の住宅には設置しづらいものですし、また簡単に場所を移動させることは困難です。特に耐火性を持たせるためにも、新築で設置するか設置場所を大幅にリフォームして設置する方が安全性も高くなります。なお、本体以外にも燃料となる薪の保存場所も用意しておく必要があります。

気になるランニングコストは、安いか高いか

ランニングコストはというと、第一には薪を用意する費用が必要です。一般的に売られているものであれば1束あたり500円程度で1日中燃やす場合には2、3束程度は消費します。ただ燃焼時のエネルギー量は大きいので、大型ストーブを導入し建物全体に暖かい空気が行き渡るように工夫してあれば、それぞれの部屋を暖房するよりは、コストは安くなります。また調理器具として使うことができれば調理費用を抑えることができるので、コストをより下げることが可能ですし、間伐材などを無料で引き取ることができて自身の手で作る場合にはさらに低いコストで利用することができます。ただ、やはり現実としてはすぐに暖かくならないことや、煙突の掃除などのメンテナンスを考えるとランニングコストとしては高めになりがちで、ひと冬には12万円から18万円程度の出費が必要で灯油と比べた場合には2倍から3倍程度のコスト増になります。